モンゴルで日々奮闘していた協力隊員の日記

H26-2青年海外協力隊員(職種:青少年活動)として、モンゴルで2年間活動していました。

モンゴル日記~緑の風に吹かれて~

みなさん、

たにひつらー(モンゴル語ではじめまして。)

 

2年間常勤講師として務めた中学校の英語教師を辞め、現在モンゴルで青年海外協力隊員(職種:青少年活動)として働いている者です。(広島出身です。現在25歳です。女です。)

 

このブログでは、協力隊ってどんな仕事をしてるの?モンゴルってどんな国?協力隊員に受かったけど、これからどんな準備をしていけばいいの?などなど、私も思っていたことなどをざっくばらんに書いていけたらと思っています。

 

それ以外にも、日々思っていること、日々起こることなども徒然なるままに書いていくので、良かったらお付き合いください。

 

ちなみに、

今日のタイトル「モンゴル日記~緑の風に吹かれて~」は、日本にいるとき、私の父親が「モンゴルに行ったらブログ書きんさい。そして、そのタイトルはもう決めてあります!」(私:えーっ?!)といって発表してくれたタイトルです。

その時は、モンゴルの大自然と私の名前(緑)にかけて作られたタイトルに「お父さんすごい…!」と感動してしまったのですが、よくよく考えてみたらかなり恥ずかしかったので、今日だけのタイトルにしました。(お父さん、ごめんなさい)

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(10月のモンゴル。今は全然「緑」の草原じゃない…。)

 

あとブログを始めたきっかけとして、私の母親に「誕生日プレゼントモンゴルから送りたいんじゃけど、何が良い?」と聞くと、母親:「物はいらんけぇ、そっちの活動状況を色々教えて」と言われました。その時、自分の活動状況を人に伝えることだけでも、人に与えられる何かがある、と気づき、このブログを始めることにしました。

 

でも、実は私ブログ書くのが苦手で、ここまでで既に1時間経過してるし(笑)、面倒くさがりだし、facebookでさえも人がタグ付けしてくれたら「ラッキー!」と思って自分であまり書かないたちなんですよ…。

 

でも、先輩やJICAの人から言われた言葉:

「日々思っている、起こっていることは沢山あって、その一瞬一瞬で疑問を感じたり、気づいたことを心にとどめておかないと、それに自分が順応してしまって、問題が問題じゃなくなる。活動始める前に重要なことは、まず自分の街を歩いたり活動先を観察しながら、自分の目で、気づき・問題を発見し、それを自分の活動の中にどう落とし込みながら改善策を生み出していくか、ということ。」

これを、このブログを通じて、体現していけたらいいなと思っています。

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ちょっと固くなっちゃったけど、

スーホーの白い馬でお馴染みモンゴルの地で、日々奮闘している私の姿を知ってもらって、家族、友達、お世話になっている人、応援してくれている人、共感してくれる人、日本語読める人、全然しゃべったことない人、私のこと嫌いな人、地球上に生きている人に少しでも何かを与えられたら良いなと思います!

 

第1回目はこんな感じで。

読んでくれてありがとうございました。

次は、モンゴルに来るまで何をしていたか、を書くよ~。

「健康条件付き登録」ってなに?!~リスクがあっても自分のやりたい道に進む~

2014年3月に合格通知を手にしてから、モンゴルに実際に入ったのは2014年10月。

すぐにすんなり任国に行かせてもらえないというのを、隊員になって始めて知りました。

 

しかも、私はすんなり合格をもらえたわけでもなかったんです…!

 

25年度秋募集(今年のJICAボランティアの募集内容はこちらを見てね→

JICAボランティア)を2013年9月~2014年1月(1次・2次試験があるので、半年くらいかかります)に受けて、合格発表は2014年2月。

合格したかどうかが一番早く分かるのは、JICAのホームページなんですが、発表日は朝から仕事も手に着かないほど、1人ザワザワした気持ちでパソコンと睨めっこしていて。でもホームページを100回くらい更新しても、なかなか発表が出ない。もー本当に嫌な時間ですよね。それで、101回目のクリックで更新されたホームページをおそるおそるあけてみると…なんと私の番号が無かったんです。(゚Д゚;)

 

もーーー本当にショックで…、でも授業はしないといけないから、なんとか涙は堪えて授業をこなして。そして、その夜、このショックを紛らわすためには、私の大好きなインド料理だ!と思って、家の近くにあるインド料理屋に行きました。そしたら、そこのカレーがめちゃくちゃ美味しくて、そしてそのカレーを作ってくれたネパール人のコックさんたちがめちゃめちゃ優しくて、私の悲しみは彼らによって癒されることができました。本当に今でも感謝しています。

 

☆京都近辺に住んでいらっしゃる方へ

この私が癒されたインド料理屋さん、オススメです!京都の近鉄竹田駅から徒歩5分くらいのところにあって、「ソニヤレストラン」という名前です。ネパールから来たコックさんたちは、日本語を勉強したいと思っていらっしゃるので、日本で日本語を教えてみたい!と思っておられる方も、ぜひぜひ足を運んでみて、コックさんたちとおしゃべりしてみてくださいね。(*‘∀‘) (2014年3月情報)

『チーズナンセット』


ソニヤ レストラン 竹田店 京都府 (インド料理 ネパール料理 伏見区)-飲食店・レストラン検索ならエキサイトグルメ

 

そんなこんなで、来年度まだ挑戦しよう…!と心に誓っていたら、次の日私の手元に来たJICAの手紙に「健康条件付き登録」と書かれてありました。

 

んっ?!なんじゃそれはっ!?

 

急いでホームページで調べてみると、JICAの合格発表には「合格」「不合格」「登録」という実は3種類あって、

登録」とは、合格基準には満たしているけどその人に合う要請(仕事)内容が無かった、なのでもし「登録」期間中にその人に合う新しい要請が出てきた場合、同意のもとで「合格」になる、とか、合格者が万が一辞退した場合に繰り上げ合格になる

というものだそうです。(試験のときに説明されたけど、全然覚えてなかったの…)

 

つまり、「補欠」だったんですね。

 

それで、私の場合は、1次試験と2次試験の間にちょっとだけなった、ぎっくり腰がひっかかって、「健康条件付き」というのも重ねられたみたいでした。

 

なので、ぎっくり腰がちゃんと治りましたよ、という証明をもらいに、前にかかった病院に行くと、お医者さんに「あなたのぎっくり腰は大したことでもなかったのに、なんで正直に言っちゃうのー?!笑」と半分冗談で言われてしまいました。

 

それくらい、協力隊の試験において、「健康」というのはかなり重要で厳しい条件なんですね。

 

協力隊員の中には、病気を隠して試験を受ける人もいます。

でも、もし合格になって、万が一途上国でその病気が悪化した場合には、現地の病院ではなかなか治らなかったり、緊急で日本に帰らないといけない場合もあるので、これから協力隊を考えている人は、個人的には正直に報告することをオススメします。

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(協力隊として頑張るぞー!ひゃっほーい!)

 

お医者さんの「ぎっくり腰回復証明書」をJICAに送って、晴れて「健康条件付き」が解消された訳ですが、それでもまだ「登録」なんです。

「登録」期間は半年間で、その間にJICAから電話がかかってくれば「合格」、かかってこなければ「不合格」という何とも不安定な状態でした。

 

私は「合格」すれば仕事を辞めよう、「不合格」なら仕事を続けようと思っていたのですが、「登録」のことを一切考えていなかった。だからめちゃくちゃ悩みました。

 

電話がかかってくることにかけて仕事を辞めるか、そんなリスキーなことはせず「登録」を辞退して、仕事を続け来年また協力隊の試験に再挑戦するか…。

 

そんな時、私に大切なことを沢山教えてくださる、私の大好きなK先生が、

「自分がやりたいと思ってることがあるんだろ。それなら、例えリスクがあったとしても、そっちの道に進むしかないやんけ」

と教えてくれました。

 

その言葉におされ、私は辞職することを学校に伝え、そしてそれから1週間後にJICAからの電話をもらったのでした。

 

私は、今まで生きてきた中で、初めて自分で決めて行動を起こしたのが、「協力隊への応募」だと思っています。中学校も留学も大学も就職も、それなりに考えてはいたけど、なんとなく周りに流されながらスースーと登ってきた気がしていました。

 

そんな自分にモンモンとして生きていました。

 

そんな時、中国で協力隊をしている友達に会いに行って、昔からなんとなく思っていた協力隊になりたいという思いが確実になった時、私は、時間がかかっても良いから必ず協力隊になって、世界も自分も変えるんだ!と思いました。そう思えたとき、胸のモンモンがスーッとスッキリした気がしました。

 

そんな思いがあったからこそ、先生の言葉は私に強く響いたんだと思います。

そして、結果的には割と早く結果を出すこともできました。

 

もちろん、協力隊になったことがゴールではなく、これからが勝負の日々なのですが、いつまでも初心を忘れず、協力隊でいられることに感謝し、活動を行っていきたいと思います。

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(協力隊のきっかけをくれてありがとう。)

 

大好きな言葉 その1:

「自分の人生なんだから、自分のやりたいことをやればいいじゃない」

(私のサークルの先輩より)

 

今日も読んでくれて、ありがとうございました。

次こそは!、モンゴルに行くまでの半年間、について書く予定です。