モンゴルで日々奮闘していた協力隊員の日記

H26-2青年海外協力隊員(職種:青少年活動)として、モンゴルで2年間活動していました。

こどもの日


今日、6月1日はモンゴルでは「こどもの日」でした。

子どもの声が、キャーキャー聞こえるダルハン市の公園に行ってみました。

馬に乗りこなす子ども達。
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果物やジュース、おもちゃ、くじなどが売っている屋台。
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風船ダーツ。
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20分鉄棒にぶらさがれたら、2000tg(約120円)もらえるゲーム。大人の男性に大人気。
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おめかしした子ども達。
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とっても良い天気で、楽しかったです🎶

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モンゴルの人は、子どもをとても大切にしていると、モンゴルに7ヶ月住んで、感じています。

もちろん色んな子どもがいますが、モンゴルの子どもは素直で、大人の言うことを聞ける子が多いと感じます。

ダルハンに来られた日本人の方が、
「モンゴルの子どもは、50年前の日本の子どもみたい」
と言っていました。

その感覚、なんとなく私も分かります。

私の配属先の施設長が、子どもの教育について、こう語っていました。

「大人は、子どもより必ず上の存在で無ければならない。先生もまた同じ。だから、悪い先生がいても、子どもの前では決して叱らない。こどものいないところで、注意する。なぜなら、悪い先生からも子どもは学ぶことがあるからだ。」

「日本では、子どもが20歳を過ぎると、親の前でお酒を飲んだり、タバコを吸ったりするわよね。私にとっては驚くべき習慣で、私の家族ではあり得ないわ。」

大人が子どもの常に上であるということは、子どもを素直に、人の言うことが聞ける子を育てるという意味で、大事な要素だと思います。

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また、子どもを大切にするという教育は、チンギス・ハーンの時代からあったようです。

2006年11月18日に放送された、テレビ朝日系『チンギスハン史上最大の帝国800年目の真実・世界をつなぐユビキタス時代の夜明け』の番組を、この前録画で見ました。

その番組の中で、チンギス・ハーンの大事にしていた思想の中に、「子どもを大切にして、教養を身につける」というのがあったそうです。

また、この番組を見て、なぜモンゴル人にチンギス・ハーンが慕われているのか少し分かった気がします。

チンギス・ハーンは、ハーン(王様)になっても民と同じような質素な暮らしをしていたそうです。

また、なぜチンギス・ハーンがユーラシア大陸をほぼ征圧し、巨大な土地を手に入れたかったかというと、その国に人種などを越えた人々が豊かに暮らせる国を作りたかったと、番組の中で語られていました。

現に、その時代ではかなり珍しかった、能力主義(能力があれば、人種や民族などを問わず、官僚に起用した)をとっていたそうです。

侵略者、残虐な一面もあるチンギス・ハーンですが、こういった思想に共感しているため、モンゴルの人は彼を慕うのではないかと思いました。

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子どもの日から、チンギスハーンの話にまで飛んでしまいました。
どうもいつも文書がかたいな。
まぁそれはどうでもいいとして、

子どもの日、おめでとう!*\(^o^)/*